FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Too Late

初夏にしては強過ぎる陽射しを、青々とした芝生が反射させている。
芝の近くに座る僕の背中に草いきれを感じながら、ふうっと頬を通る風がやはりまだ冷たい。
目を閉じて、日曜日の午後を存分に楽しんでいる自分に満足している。
突然足下に冷たい飛沫を感じる。
驚いて目を開くと、誰かがホースの長いシャワーを芝生に撒き始めていた。

「どう?魅録、気持ちいい?」

近くで声が聞こえる。

「バカ!止めろ!まだ水が冷たいって」

笑いながらバタバタ走る友人が見える。
彼を追うのは幼馴染みの悠理だ。
Tシャツとブルージーンズの魅録に向かって、冷たい水のシャワーをかけている。
彼のジーンズはみるみる黒く染まった。
まるでお揃いのように、悠理もTシャツにブルージーンズでいながら、彼女のジーンズは今日の空のように真っ青だった。
僕はと言ったら、白のポロシャツにクリーム色のコットンパンツ。
何だか自分だけ部外者みたいだ。
ホースの長さに限界を感じたのか、矛先が僕へと変わるのを瞬時に覚え、すぐに立ち上がって魅録の方へと走った。

「清四郎ったらズルい、ズルい!」

僕達は思いきり笑いながら、休日の午後を過ごした。

幼稚舎で出逢った頃から、気持ちはずっと向いていた。
端から見れば、もう一人の幼馴染みの女の子の方が僕と釣り合いが取れていると思っているだろうけれど、当事者それぞれがそう思っていないんだから仕方がない。
お互いが誰よりも特別で、大切なのは知っている。
けれど、だからと言って、それが恋愛に繋がるとは限らない。
中庭のテーブルに午後の冷たいお茶が用意されている。
悠理の分は、大きなグラスに氷がたっぷり入ったソーダ水。
席に着くでもなく、大きなグラスを両手で持って一息に半分まで飲んでいる。
一層暑くなった陽射しに、グラスに付いたいくつもの滴が光っている。

「ふうっ!冷たくっておいしい」
「炭酸水を一気に飲むのは良くないよ」

僕の心配を笑顔で返す。
同時に魅録の携帯が着信を告げる。
彼は席を外すと、テラスから室内に入っていった。

「お茶って麦茶?」
「ううん。どうやら冷たいほうじ茶のようです」
「取り替えっこしよ」

僕の片手に大きなグラスを押し付けると、もう片方からお茶が入ったグラスを取り上げる。
見上げれば、もう僕のお茶を飲み干している。

「スッキリする。ソーダより喉の渇きがなくなるみたい」
「糖分は、余計に喉を渇かせるものですよ。おいしいけどね」

躊躇していた僕だけど、彼女にはそんな気持ちはないと分かったので、一息にソーダ水を飲み干した。
胸が詰まる。
そんな僕を見て彼女は楽しそうに笑っている。

この胸の詰まりが炭酸のせいだって、勝手に解釈しているのだからね、キミは。

魅録が室内から戻って来ると急用ができたから帰ると言う。
ずっとご機嫌だった悠理は突然眉間に皺を寄せ、唇を尖らせる。

「えぇっ!夜景が綺麗な広域公園に連れてってくれる約束は?」
「わりぃ。急に千秋さんが帰国したって」
「うう・・・じゃあ、仕方ないか」

たまにしか日本にいない彼の母親の帰国とあって、彼女も諦める。

「では僕とどこかに行く?」
「うん。行く~」

ちょっと拗ねているようだったけれど、魅録が帰った後は普段の彼女だった。
僕としては突然の彼女とのデートで浮かれ気分だったけれど。

「どこ行きたい?映画?ゲーセン?ショッピング?それとも・・・」
「アロマの専門店」
「ア、アロマ?」

汗と水で濡れたから着替えて来ると言って自室に向かった彼女を、僕は広いリビングで待った。
エアコンが心地好いと感じるのは、完全な夏が近いのだ。
空調の程よさの中で温かなコーヒーをいただくなんてちょっと贅沢だな、と思っていると、彼女が自室から戻って来た。
リネン生地の自然な色のワンピースを着て、いつもの活発なイメージとは少しだけ違う。

「かわいいですね」
「アロマを選びに行くからね」
「悠理にとってアロマとは、そんな風なイメージなんですね」
「自然っぽくっていいでしょ?」
「スゴくいい。いつものも似合うけど、これもいいね」
「アロマだからね」
「うん」

僕達は歩いて街へ向かう。
夕方の陽射しも先程までとは違って柔らかで、どこか優しく懐かしい。
そんな中を彼女と肩を並べて歩くのが快くて、歩調がゆっくりしてしまう。

「でもどうしてアロマなの?」
「前に魅録と行ってね、その時も途中で急用だからって帰っちゃったの。ゆっくり見たかったのに」
「一人で見れなかったの?」
「香りって、一人で選べないでしょ?」
「自分の好きなのを選べばいい」
「そうだけど、嗅いでる内に分かんなくなっちゃわない?」
「まあ、そうかもね」

そうしている内に商店街から更に人通りの多いアーケード街へと入る。
おしゃれなショップやビルが建ち並び、その中に女性が引き寄せられそうな佇まいのショップがある。
近付くととても品の良い香りが漂っていた。

「ここ、ここ」
「うん、良い香り」

店には数人の女性客がいて、小瓶を棚から手にして鼻に近付けている。
店全体がナチュラルな木製家具で飾られており、悠理にしては大人し過ぎるイメージだった。

「アロマと言っても、いろいろですね」
「そう。精油を熱して香りを楽しむだけでなくって、ボディクリームやネイル用のアロマオイル、化粧水やお風呂用まであってね。ほんと、全部欲しくなっちゃうんだ」

小瓶を両手に持って嬉しそうに匂いを嗅いでいる姿は、普通の十代の女の子。
いつの間に、こんな風になったのだろう。
誰が、彼女をかわいらしい女の子にしてしまったのだろう。
僕は既に知っている答えを持ちながら、自身に問いかけてみる。
想いだけで、こんなに変わってしまうのだろうか?

「この香りは?」

僕の鼻に小瓶を近付ける。

「ローズ?」
「うん」

とても芳しい、けれど、僕は好きではない。
そう伝えると、意外にも彼女もそうだと言う。

「女子はみんなローズって言うけどね、あたしはあんまり」
「うん」

小瓶を棚に戻す。

「だったらフローラル系のがいいかなって」
「うん」
「でも飽きちゃうし」
「うん」

彼女とおしゃべりしながら、何度となく香りを試すと、なるほど香りの分別ができなくなってくる。

「ああ~、こうなっちゃうとダメ。どれもこれも、選べなくなって。お願い、清四郎が選んで。あたし、それに決めるから」

そうして散々迷って最後に手にした小瓶を嗅いで、ちょっと顔をしかめる。
けれど目を瞑ってもう一度ゆっくり鼻に近付けて頷いた。
鼻から頭まで突き抜けるような甘くエキゾチックな香り・・・少し頭がくらくらして息が苦しく感じた。

「これ」

小瓶を彼女の鼻に近付ける。
表情がないまま、ふっと何かを思い起こすように言う。

「イランイラン」

彼女は精油の入った小瓶を持って会計へと向かった。

メンバーの誰よりも先に悠理を知っていた。
そして誰よりも、彼女自身を知っているつもり。
だからこそ、彼女がいつも誰を見て、誰を想っているのかも知っている。
最初の頃は互いに反発ばかりしていたけれど、彼女の気の強さは決して我儘なのではなく、全ては正義感から来るものと理解できて以来、僕の気持ちはまっすぐ彼女に向いていた。
けれど彼女には想う人がいることを知ってからは、ただ傍にいて、見守ることを決めた。
彼女が幸せでいることが、僕の幸せなのだと思えるから、と言うのが理由。
でもそんな正当な理由が本音な訳ない。
無理強いしたって、互いが離れてしまうだけだから。
僕は例え他の誰かを想う彼女でも、傍にいたいだけだった。

翌日、生徒会室のドアを開けると、覚えのある香りがした。
まだ朝礼までの時間があると言うのに誰だろうと思うと、ソファに座っていたのは悠理だった。

「おはよう」

彼女は快活に挨拶をする。

「おはよう。早いね」
「うん。昨日買ったアロマで夜はぐっすり眠れたから、すっきりして朝目覚められた」
「ああ、この香り」
「精油をね、シーツや枕カバーに数滴垂らしてみたの」
「そういう使い方もあるんですね」

それから彼女はソファから立ち上がり、僕の前に立った。
すごく大人びた表情で、まっすぐな視線を僕に向ける。

「あの精油の意味を知ってた?」
「意味?い、いや、全く。何ですか?」
「興味があったら調べてみればいい。もし知っていたら・・・」
「何?」
「もし清四郎が知っていたのならって思ったら、ちょっと不思議な感覚が起こったから」
「不思議な・・・?」
「うん」

そして彼女は微笑んだ。
それは艶やかで、初めて見る笑みだった。

「清四郎とこの香りでいたら、どんなに気持ちがいいかなって思えた」
「僕と?気持ちがいい・・・」

僕は彼女に思わず手を伸ばす。
けれどそこで、野梨子と可憐が生徒会室に入って来た。

「おはよー。あら、いい香り。ひょっとしてイランイラン?」
「アロマでも焚いてますの?」

二人が不思議そうにキョロキョロと周りを見渡していると、悠理がポケットからハンカチを出して二人の顔に近付けた。

「昨日、清四郎が選んでくれたアロマの精油。ハンカチに垂らしてきた」
「やっぱり、イランイラン。清四郎が、悠理に?ふうん」
「珍しいですわね、二人でお出かけですの?」
「うん。あたしが魅録に振られたから」
「まぁ・・・」

野梨子が困ったような顔で僕を見る。
僕は思わず首を左右に振った。

「にしても、意味深ねー。男が女にイランイランを選ぶなんて」
「どうしてですの?」
「イランイランは“そよ風に揺れる花々”と言って、よく南国で結婚初夜のベッドに敷かれるんですって。濃厚でエキゾチックな香りが、官能的な雰囲気にさせるの」

可憐はうっとりとしたように天井を見上げる。

「清四郎ってば、意味を知ってて悠理に選んだの?」
「まさか、まさか」

僕は顔の前で、思わず手をパタパタさせた。

「魅録が急用で悠理との約束を果たせなかったから、代わりに僕がアロマ専門店に一緒に行っただけですよ。悠理が行きたいって言うから。香りを選んでいたら鼻が利かなくなってきて、適当に選んだだけです」
「ふうん」

「そうなの?」

悠理が僕に強い口調で訊く。

「あ、ええ。もちろん、何かしらの効能がありそうだから、ですよ」
「なんだ、がっかり。あたし、もっと考えて選んでくれたのかと思った」

意外な悠理の言葉に、僕は混乱してしまう。
彼女の気持ちの理由を訊きたくなって言葉を選んでいる内に、魅録と美童が入ってきた。

「やぁ、みんな早いね」
「よう、悠理。昨日は悪かったな」

美童と可憐が簡易給湯室にコーヒーを作りに入る。
魅録は悠理の傍に寄ると、肩を抱いて頭の匂いを嗅いだ。
いきなりだったのでギョッとして見つめていると、理由がすぐに判明した。

「ナンだ、お前、この匂い。花みたいな匂いがするぞ」
「痛いよ、魅録。これはアロマの匂い。ぐっすり眠れるように枕に垂らして寝たの」
「アロマなんかなくたって眠れるだろ?」
「そうだけど。魅録はこの匂い嫌い?」
「あまり好きじゃない。いかにも花っぽくて」

「イランイランは、“花の中の花”って言われてるの。でも独特な香りは、好き嫌いをはっきりさせるみたいね」

可憐がトレーに人数分のマグカップを載せて戻って来た。

「魅録が嫌いでも、悠理にとって効果的ならそれでいいじゃない」
「嫌いじゃないよ。苦手なだけ。悠理が好きなら、それでいいさ」
「でも夜のベッドの雰囲気作りにはサイコーだね。僕も今度彼女と使ってみよう」
「やーねー。高校生のくせに」

可憐と美童のおかげで、僕への注目が逸れた。
結局イランイランの香りはそれ以来、悠理からしなくなった。
僕が選んであげた香りでも選び方がいい加減だし、何より想い人が好まないと知れば例え悠理でももう使用しないのであろう。
僕と悠理の間で起こった小さな出来事はそれ以上の発展には至らなかった。
僕と悠理の関係も、悠理と魅録の関係も、今までと変わらずでいるように感じられた。
三人の距離は、縮むことも離れることも・・・けれど。
けれど、普段より、もしかしたらと思える彼女の言動が気になる時もあった。
それは僕の独り善がりかも知れないけど。
ささいなことだ。
皆と街中を歩いている時とか、食事に出かけた時とか、普段は魅録の隣にいるはずの彼女が僕の隣にいたり。
生徒指導室での活動で僕が遅くなるのを知っているかのように、放課後の生徒会室で待っていたり。
何度か二人きりで、ささいな話をしたこともあった。
それは生徒会室でテーブルを挟んでの会話だった。
放課後で、僕が帰宅しようとした時、偶然悠理が部屋に入って来た。

「おや、珍しい。居残り?」
「違うよー。各運動部の部長の集まりがあって」
「会議室?」
「うん。運動部はけっこう活動外での問題行動が多くって」
「生活指導も入ったの?声が掛からなかったけど」
「一応ね、指導の担当は来てたけど」
「運動部部長さんも大変だ」
「あたしが説教するってさー。率先して指導だよ」
「やはり上に立つ人がやらないとね」
「すっかり嫌われもんだよ。一人くらい嫌われ者がいた方がいいのかなぁ」
「うーん。苦労するけど、本当はありがたい存在なのですよ」

僕はテーブルに両手をついて深々と頭下げる。
悠理はクスクス笑い、僕も笑顔で頭を上げた。
そんな会話でも彼女の絶やさない笑顔が、僕の心に希望に似た光を与えた。
こんなこともあった。
彼女の家でちょっとしたパーティが催された時、普段以上の量の食事と甘い飲み物が僕にとって睡眠の妨げとなった。
ゲストルームの心地好い空調よりも外の自然な夜風に当たりたいと思った僕は、リビングに程近いテラスへと出た。
驚いたことに、そこに悠理も立っていた。

「眠れないの?」

彼女は僕を見つけると、最近向ける笑顔で僕を迎えた。

「ええ、ちょっと食べ過ぎました。悠理は?」
「あたしも眠れないの。ここ、ずっと。いつ頃からだろう。うん・・・そう、あのアロマの時以来、眠れてないの」
「アロマの効果がないの?」
「アロマは使ってない。だって魅録が好きじゃないみたいだから」
「でも悠理が好きならいいって言っていたじゃないですか、魅録」
「そうだけど。清四郎はあの香り、どう?」

僕は返事に迷う。
あの精油の意味を知った以上、どう答えて良いのか分からなかった。

「別に・・・」
「香りに迷って・・・適当に選んだから?」

中庭の外灯が、彼女を照らす。
今の彼女は、あの香りを湛えた日のように艶やかで大人びた微笑みだった。
まるでまだ子供のままでいる僕を試しているような笑み。

「僕とあの香りでいたら、どんなに気持ちがいいかって思えたと悠理は言ったけど。香りの意味を知って僕に訊いたの?」

子供扱いされたくない僕は、彼女を懲らしめてしまいたくなる。
同じような笑顔を返してやりたいのに、強張った僕の頬が憎らしく思える。
彼女はまたちょっと微笑み、それから僕に背中を向けた。
ネックラインが大きく開いたTシャツは、彼女の華奢で美しい背中を魅せた。
そしてその背は、僕に意外な言葉を与えた。

「そう。清四郎となら、気持ちのいい夜を過ごせるって素直に思えた。

一緒に夜を過ごす。ずっと、傍にいて、熱くなる互いの体を感じて・・・
あの香りに包まれて。あの香りだけに包まれて・・・」

振り向いた彼女は、全てを知る完全な女性だった。
背後には街の照明を反射させた空と真っ黒な雲とほんのりと灯った外灯があった。

僕はその後の記憶がすっぽりと抜け落ちている。
あの日の夜以来、ずっと、今でも・・・
あの記憶は鮮明で、けれどあの時だけの僕と彼女で、二人の距離はやはり変わらず平行線のままでいた。

そうして完全な夏を迎えた頃、美童から悠理と魅録の関係が深まったことを知らされた。
端から見れば変わらずの二人のようではあったが、メンバーと夏休みを過ごさない計画は、やはり進展を求めることなのであろう。

「魅録と夏休み、旅行に行くって?」
「うん、知ってたの?」
「美童から聞いた。どこに行くの?」
「うちでやってるリゾート地の別荘。近くに海とか温泉とかあるから、そこで数日過ごそうかってなった」
「二人だけで行くんだね」
「そう、魅録と。二人だけで・・・」

そして悠理はおもむろにジーンズのポケットからハンカチを取り出し、そっと鼻に近付けて目を閉じる。
長い睫毛が細かく揺れているのに見惚れていると、突然そのハンカチが自分の鼻に押し付けられた。
鼻から頭まで突き抜けるような甘くエキゾチックな香り・・・
驚いて悠理を見つめていると、彼女は刹那、哀しそうな表情をしたが、すぐに悪戯っぽく微笑んだ。

「イランイラン」

僕はハンカチを持つ悠理の手をつかみ、そのまま握り締める。

「それを持って魅録と行くのか?」

彼女は唇を歪ませる。

「知らない」
「魅録は嫌いなんだ、その匂い」
「気にしないよ」
「二人でなんて行くな」
「清四郎には関係ない」
「悠理」

僕は握る手に力を込める。

「痛いよ、清四郎」
「行くな」

行っちゃダメだ。
行ってしまったら、二人は。二人の関係は。

「行くな」
「遅いんだよ、清四郎」
「え?」
「遅過ぎるんだよ。もう」

振り払おうとする手を、更なる力で握り締めてしまう。
痛みに顔を歪ませ、悲しみで溢れそうになる瞳を見て、僕は悠理を抱き締める。

「遅過ぎるんだよ!バカ、バカ」

だって、いつ心変わりをしたのか、僕には分からなかったんだ。
悠理から感じる全てが、本当のものかなんて分からない。

「バカバカ」

彼女の両腕が僕の背中に回る。
僕も彼女の背中に両腕を回して抱き竦める。

もう、絶対放しはしない。
だから魅録とは行かないで。

遅過ぎた僕達の想いのピースを、僕は両手でかき集める。
一欠片だって失ってはいけない。
けれど、原形を知らない僕は途方に暮れる。
誰も傷付かない方法なんてないけど、でも。
どうにかしなければならないと焦る気持ちで、僕は彼女の背中を何度も擦った。





拍手・ランキングへのクリックをありがとうございます!
ランキングへ参加しています。
にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村



二次小説ランキングへ
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。